努力を続ける大切さ…夏休みにもう一度考えたいこと

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こんにちは、自閉っ子の母みーゆです。

そろそろ夏休みを迎えるお子さんも多いのでは?

と思いまして、

夏休みを迎える際にぜひ考えていただきたいことを、

今日はお伝えしたいと思います。

前置きとして私と息子のこと

そのお話に入る前に、私のことをさらっとお話させていただきますと

私みーゆには、主にASD(自閉的傾向)の強い息子がおります。

彼は多動的傾向も持ち合わせておりますが、多動は集団生活においては、ほぼほぼ彼の理性によって押さえ込まれております^^;

また、彼は学習障害も併せ持ち、私が勉強を彼に教えていく過程で、読み障害&書き障害&算数障害の全てを持っていると確信しております。

ちなみにIQは105なので、学習障害に該当します。

ただし、診断は受けておりません。

症状があまりに顕著だったため、診断するまでもないという私の判断と、近隣に発達障害をみてくれる病院はあり通院はしているものの、学習障害について診断をしてくれる病院はないからです。

 

この、学習障害の3分野全てを併せ持って生まれてきてしまった息子を前に、

何度も途方にくれながらも、本人が将来は●●大学に入りたいという希望を持っているので、

今の時点で勉強を捨てるわけにもいかず、

試行錯誤しながらここまで育てて参りました。

努力をさせるべきか否かという、深刻な問題

こんな前置きをさせていただいた上で、今日皆さんに考えていただきたいことは、

発達障害や学習障害を持ち、様々な困難さを抱える子に「苦手」を克服する努力をさせるべきか?ということです。

特に小さなお子さんがいらっしゃる方には、本当によく考えていただきたい問題です。

病院や療育では、

「できること、得意なことを伸ばしましょう!」

と例外なく言われますよね?

ひねくれている私は、

「本当にそうかしら?できないこと、苦手なことははそのままでいいの?」

とその昔、悩みました。

皆さん、どう思われますか?

経験上の結論から言わせていただくと、中学2年生現在の今、思うことは、

「できないこと、苦手なことも努力し続けた甲斐があった」

と思っています。

正直言って、自閉っ子に苦手なことをやらせるのって、親も本気で闘うくらいの気概でやらなければなりません。

見守るなんていう、温かい言葉は全く浮かんできません!

過去を思うと、引っかかれたり暴れられたり泣きわめかれたり殴られたり。。。

笑えないくらいのことがありました。

でも、できないことや苦手なことは、そのくらいの気持ちで取り組ませないと、絶対にやろうとしてくれません。

これは、絶対です。

その子にとってはそのくらい辛い修行なんですから。

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今でもね、初めて取り組む分野を教える時は、息子はいもむしのように床に転がりながら、

「もう無理!もう分からない!」って言っています。

でも、教科書を手放すことはないんですよね。

できなくても分からなくても、できるようになりたいから。

だんだん年齢と共に、そういうことも理解するようになってきました。(笑)

 

今の時点では、読み障害(ディスレクシア)はかなりの部分改善されていますが、疲れていたりストレス状況によっては、重くでる日もあります。

書き障害(ディスグラフィア)に関しては、文字の記述で困ることはほぼないながらも、文章の記述ではまだ困り感満載ですが、努力を続けています。

算数障害は、反復練習によってカバーし、なんとか学年でも半分より上の成績を取っています。

そこに至るまでの近道は全くなく、色々な難しさを抱えつつも人の何倍も努力をし、、ワーキングメモリーの狭さからすぐ忘れてしまう状況もトレーニングで克服し、ひたすら反復練習を続けることによって、今があるわけです。

 

本人も私も、今まで辛いことの方が多かったと思いますが、

息子は「お母さんが諦めないでくれたから、今、人並みに勉強ができる。」と言ってくれます。

そう、努力を続けることによって、

「できないことができることに変わることもある」のです。

英単語も「cat」の3文字は覚えられるのに、なぜか4文字の「desk」になると1文字も覚えられなかったり、至るところに難しさは散らばっています。

それに対しても、1つずつ解決方法を探して、ゆっくりでもできなくても続ける大切さを、やっと実感できるようになってきました。

だからこそ、皆さんには

「できること、得意なことを伸ばしましょう!」だけでいいの?

ということを考えていただきたいと思いました。

過ぎた時間は戻ってきません。

コツコツ努力を始めるなら、夏休みがチャンスです!!

後になって「やっぱりやらせておけば良かった」なんていうことのないよう、悔いのない夏休みにしていただけたら。。。

という気持ちを込めて、

今日の記事を書かせていただきました。

我が息子のことだからこそ言えますが、彼はハズレくじばかりを引いて生まれてきてしまった!と私は申し訳なく思っています。

そんな息子でも努力が実ったという実体験を元に、諦めずに努力を続ける大切さを皆さんにお伝えしたかったのです。

得意なことを伸ばすのもとっても良いと思いますが、

苦手なこと、できないことにも最初から諦めたりせずに、少しずつ取り組んでみませんか。

積み重ねと反復練習は、どんな子でも裏切ることはありませんよ♪

コツコツ努力、一緒に頑張りませんか^^

皆さんにとって、素敵な夏休みとなりますよう、願っています☆

 

 

 

 

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