発達障害に診断は必要か?

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発達障害に診断は必要か?

今回のテーマは「診断」というわけで、また壮大なテーマを選んでしまいました。。。なんでしょうね、「診断」についてはなぜかみんながこだわります。

私の意見としては、ごめんなさい、はっきり言って「どちらでもいいんじゃない?」って思っています。どちらでもいいんじゃない?っていうのは、投げやりな「どちらでも」、ではなくて、必要なら診断して必要ないなら診断しなくてもって言う意味です。

 

これじゃあ、何が言いたいのかサッパリ分からないと思うので、ここで、診断をするかしないかを決める判断材料になるメリット、デメリットを考えてみましょう。

発達障害を診断するメリットは?

①気持ちがすっきりする。

これは結構あると思うんです。ずっと育てにくくて手がかかったり、成長が遅かったり他の子と違う何かがあったり、お母さんたちはもやもやしながら悩んで子育てしています。行政や療育センターや保健所や病院や色々なところをたらい回しにされながら、もう「はっきりさせてくれ」っていう気持ちになったり、本当にそうだったらどうしようって思ったり、どちらにしても診断されれば「育てにくいことには理由はあった」と公的に認めてもらえることになるので、すっきりすることはできると思います。

②診断がつけば、療育手帳がもらえたり、療育の枠が取ってもらえたり、通級、支援級に入れたり、行政の支援を受けやすい。

これについては、東京神奈川などの人口が多い地区は特にだと思うのですが、むしろ診断がないと、療育受けられない、通級も入れない、支援級入れないとなる可能性が高いと思います。なぜかというと、今はだれもが知る言葉となった「発達障害」の方は相当数いて、行政が手が回らない状況になっているから、です!なので、診断がついている方が優先される傾向はやむを得ないと言えるでしょう。

診断がつき手帳を取得することで、所得税や市民税が控除になったり、医療費の減免が受けられたり、交通費の割引を受けることができたり、あとはレジャー施設によって独自に入場料の割引などもしてくれる場所もあります。社会福祉については各地区によって、詳細な支援の内容は異なってきますので、お住まいの行政団体に伺うのが確実ですが、これは手帳あることが必須になってくる場合がほとんどだと思います。

診断を受けるデメリットは?

保護者の方によっては精神的ショックを強く受けてしまう。

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子育てのモチベーションに関わるほどの精神的ダメージを受ける可能性のある方は、まずお子さんの診断を受けること自体が向かないと思います。

ダメージを受けやすいお母さん、お父さんにはこちらも読んでいただきたいです。

➡ IQ=能力なのか?

②生命保険に加入しにくくなったり、習い事の特記事項で発達障害と診断されたことのある方は安全面の都合から入会できないという制限がつくことがある

これは実は結構よく目にします。診断を受けたことのある方、と書いてあるので症状はあっても診断を受けていなければいいようなのですが。。。

進学面での選択肢が狭くなる可能性がある。

表立っての排除はもちろんないのですが、私立になるとやはり歓迎はされないことが多くなるようです。あと、逆に公立では「手厚い」という言葉の下に支援級以外の進学を認めないということもあり得ます。このあたりは、かなり暗に圧力をかけられたりする部分なので見えにくいのですが、選択肢を広げておきたいという保護者の方には診断はおすすめしません。

 

発達障害の診断のメリット・デメリットから考えること

上記のように診断のメリットとデメリットを考えてきましたが、やはり診断をするかしないかを判断するにあたって大切なことは、保護者の方がお子さんをどのように育てたいか?そのためには診断は必要なのか?それともないほうが良いのか?だと思います。

 

ご家庭によって事情や状況が全く違いますし、その子本人の性格や特性によっても違うので、一概に診断した方がいい、しない方が良い、とは言えないのですが、判断する材料にしていただければ、と思います。

私個人としては、必要な状況になったら診断してもらえば良い、と考えておりまして、未だそのタイミングはぎりぎりのところでまだ巡って来ない状況なので、我が家ではまだ診断しておりません。

ただ、必要になった時に1から病院を予約して〇ヵ月待ってから診察を受けて、診察を何度か経てから診断に至る、のでは時間がかかり過ぎてしまうので、常に病院にはかかり、必要な時にいつでも診断をしていただける状況にはしてあります。

「今すぐに診断が必要」という方でなければ、子供の成長具合を見ながら、病院に通院し診断するかしないかを長い目で考えていくのもありかと思うので、それぞれの方の状況合わせて考えてみてくださいね。

100人いれば、100人とも個性も特性も家庭も違います。

柔軟に考えて行きましょう!

次は、我が家の診断についてのお話をしてみたいと思います。

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