ディスレクシアは、訓練でどの程度改善されるのか?途中経過1

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こんにちは、自閉っ子の母みーゆです。

度々更新が滞りがちなこのブログですが、

マイペースに続けて、少しでも皆さんのお役に立てれば。。。と思っています。

 

今回は学習障害の中でも特に多いと言われているディスレクシアの子が、日々の訓練によってどの程度まで改善されるのか?

の実体験を途中経過ですが記事にしてみたいと思い立ちました。

 

 

というのも、今子育ての真っただ中にういらっしゃるお母さま方の中で、お子さんの学習障害に悩んでいる方相当数いらっしゃると思うからです。

しかも、既存の視覚の訓練に通っても、すぐに結果が出るわけでもないですし、

「本当にこれで成果がでるのか?」

「少しでも改善されるのか?」

と、とても不安な気持ちを抱いていらっしゃるのではないでしょうか。

 

私は、学生時代にかなりの数の生徒さんを担当する塾講師と家庭教師を経験していますが、

担当したお子さんの中にも今思えばディスレクシアだったのだ、と思われるお子さんは相当数いらっしゃいました。

その当時は、「学習障害の子なんだ」という認識しかなく、まさか見え方に問題があるとは全く思っていなかったので、

もう少し適切な指導をしてあげられなくて申し訳なかったなーという気持ちでいっぱいです。

今回は我が子のディスレクシアを例として、

専門家の先生方の仰ることとは別に、1つの体験談としてお聞きいただければと思います。

もちろん、我が子体験が、全ての方に当てはまるわけではありません。

100人の子がいたら、100人みんな違う成長の仕方をします。

でも、「成長はする」のです。

 

そこだけは信じて、日々できることをコツコツ続けていっていただきたいと思っています。

 

我が子のディスレクシア(読み障害)についての前説明

まずは、

Q 気付いたのはいつ?

A 小学校入学後すぐです。

幼稚園、保育園の時までは、「本を読んでいるフリ」をして声を出していたので、実は気付かなかったのです。

それに、私自身が、文字は勝手に覚えるものだと思っていた節もあり、「敢えて教える」ということもしていなかったので、「耳で暗記したものを本を開いて唱えていた」とは思いもしなかったのです。

Q 気付いた当初の症状は?

言葉は普通に喋れる。でも、習って書く文字は「鏡文字」「一筆書き」。(これは書き障害のディスグラフィアの症状)

しかも、その書いた文字はマスに収まらない!

音読は、一文字一文字を追って読むような単語としてまとまりがない読み方で、たどたどしく読んでいました。

読む途中の行飛ばしも、ほぼ毎回。

読んだものについても、内容は全く理解できていない。

 

Q ディスレクシア以外の発達に関する客観的状況は?

小学校入学時には、発達障害、自閉症などを指摘されることもなく、療育センターへ相談に訪れても、むしろ「家庭での育て方が悪い」といったことを言われていました。

小1冬でのIQ105 発達検査の結果は凸凹。

発達障害傾向あり→学習障害に気付くまで

上に書きましたように、行政の療育センターでは、「他にもっと支援の必要な子がいる」などと言われ、親のひいき目から見ても、どうしたって息子は発達障害(自閉傾向の強い)だと思っているのに支援が受けられない状況が続き、小1の3学期に外部教育機関に救いの手を求めました。

また、同時に、学校へもお願いして通級指導教室へ通わせていただくようにお願いしたところ、通級の心理士の先生との面談では「緊急性あり」と判断していただけ、定員いっぱいの中みていただけるようになりました。

 

これが、まずは支援への第一歩でした!

 

WISC検査を受けられる機会も得たため、「発達障害傾向あり」という結果も出ました。

 

ただ、発達障害があっても学習に支障がないお子さんはたくさんいます。

私自身は学習に問題が全くなかったので、息子の文字が読めないことが何でなのかさっぱり分からず、意地になって毎日宿題に4時間もかけて必死で教えていました。

毎日親子でへとへとな日々。

ある日、息子の「鏡文字」「一筆書き」「音読がつたない」ことなどをキーワードにネット検索をしていると、ディスレクシアについての記事が出てきました。

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そこで初めて、「我が子が学習障害かもしれない」と思ったのです。

 

皆さんも経験ありませんか?

夜中に沸々としながらネットサーフィン…笑。

インターネット上の情報って、全てが本当ではないですし、情報過多なので、必要な情報も必要でない情報も入ってきてしまうのですが、きちんと取捨選択できれば結構使えると思うのです。

そのインターネット上の情報をたどって行った先が、

浦安にある「かわばた眼科」さんです。

視覚発達支援センターhttp://www.ikushisya.com/という系列施設(すぐ近くですが)で、視覚の検査をしていただけます。

要は、きちんと見えているのか、眼球運動はしっかりできているのか、目と身体の協調性は正常か、などを調べる検査で、結果に合わせた訓練方法も教えていただけるのです。

こちらに早めに伺ったことで、小2にして「きちんと見えていない」ということも分かり、勉強ができないのは本人の努力が足りないせいではなく、学習障害のせいだということも分かったのです。

現在のボク

さて、学習障害が分かった小1~小2の頃のお話をさせていただきましたが、中学2年現在の息子がどこまで成長したかと言いますと。。。

 

■ 音読は、感情を込めてスラスラ読めます。行飛ばしはもうしません。

■ ひらがな・漢字は年齢相応レベルに読み書きできます。カタカナは苦手意識がありますが、一応普通に読み書きできます。

□ 単語から言葉の意味を即時に理解する力は不足しています。

□ 国語のテストは、他の科目より致命的に低いです。

 

といった、状況です。

つまり、読み書きに関しては問題なくできるものの、読みながら通常習得する意味や文のつながりなどは相変わらず頭に入って来にくい状況だとも言えるでしょう。

苦手なことはまだまだあるものの、完全に読み書きに不自由していた頃と比べたら雲泥の差です。

ひらがな・カタカナ・漢字が書け、すらすら音読ができ、(あとは計算ができれば) 世の中で生きていくにはとりあえず困りませんよね。

近くで息子の成長を見ていると、現状は並々ならぬ努力の成果と思えますが、ディスレクシアに関して言えば、訓練をすればある程度改善されるのは間違いないので、絶対に日々の生活の中で訓練を続けた方がいいと言えます。

ただ、それによってディスレクシアや学習障害が治ったのか?

と言われると、私は「ちょっと違う」という認識を持っています。

その子が生まれながらに持った苦手さは、一生抱えていくものだと思うのです。

その苦手さを、訓練で鍛えたものによってフォローできているけれど、ふとした時に「やっぱり苦手なんだなー」と感じるからです。

ですから、子供が生きていく上で「自分はこういう苦手さがある」という特徴を自分自身で理解していると、自分で工夫ができて生き易くなるのではないか?と思っています。

 

そんな息子は、今週末漢検4級にチャレンジします。

ちょうど今から1年前に、3点足りなくて落ちてからは、少し漢検への熱意を失っていたのですが、

今回は万全の準備をして1年ぶりのチャレンジとなります!

合格できたら、また皆さんに勉強法などお伝えしたいと思います。

漢検5級チャレンジについての詳細はこちら→漢検にチャレンジ!学習障害児でも合格する方法

そもそも漢字をどうやって教えたら良いか分からないという場合にはこちらもご参考に→学習障害児(LD)の効果的な漢字学習法~小学校低学年編

 

 

ディスレクシアを克服するために現在まで、どんな訓練をしてきたのか?

については、「途中経過2」を近々書いていきたいと思います。

また、たまにのぞきにいらしてくださいね。

日々の笑顔を忘れずに♪

お互いに頑張っていきましょう。

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