算数障害でも、数検5級にチャレンジ♪後編

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こんにちは、自閉っ子の母みーゆです。

なかなか更新できなくてすみません。

中2の息子が久しぶりの不登校になり、日々息子の相手に追われておりました。。。

不登校の子供達、最近多いですよね。

不登校っていうと、「引きこもり」とか暗いイメージを抱く方が多いようですが、

引きこもってエネルギーを余らせてしまったら暴れたりと逆に大変なので、

我が家の場合は、昼間から堂々と出かけて習い事などに勤しんでいます。

ご家庭によって考え方は違うと思いますが、別に不登校だからと言ってコソコソする必要もないですし、悪いことをしているわけでもないですからね!

あまりにニコニコな息子を見て、「え?不登校?!」と驚かれる方も多いです。(笑)

そう、学校へ行かなければ元気なんです。

私の場合は、「絶対学校へ行きなさい」とも「学校へ行く必要がない」とも思っていません。

本人が行きたくないなら休めば?

でも、勉強はきちんとやって、社会との接点も持ちなさいね!

というスタンスです。

それだけは最低レベルのお約束ということで、息子もきちんとその通りにやっております。

不登校のお子さんを持つお父さんお母さん、不登校であることは別にそんなに悪いことではないと思いますよ。

ただ、普通のレールには乗れない、というだけで。

「将来どうなりたいのか」というビジョンだけは、お子さんに常に考えさせるようにして、そのために必要なことはきちんとやってもらう。

それで良いと思います。

それと、小学校高学年以上の男の子の場合には、エネルギーが有り余っているので、

家で暴れたりしないようにするために、身体が疲れることをさせる(要はスポーツとか)のを忘れずに!!

前置きが長くなってしまってすみません。

そろそろ数検5級後編の本題に入っていきたいと思います。

前編から読みたい方はこちらです⇒算数障害でも、数検5級にチャレンジ♪前編

数検の2次試験はどんな内容?

さて、計算問題中心の数検1次試験を中1秋の検定で突破した息子。

その時に2次対策は全くやっていなかったので、2次は「書けるだけ書いてきてね」と言いました。

結果、2次は正答が1問だけ。

という、とってもシビアなものでした。。。

予想はしていましたけどね^^;

そもそも数検5級というのは中学1年生で習う数学の範囲ですので、

秋の時点では、まだ習っていない範囲が結構あるんですよね。

なので、秋以降は学校の試験勉強をしっかり頑張りました。

ちなみに数検は年に三回で、4月7月11月に実施されます。

秋の検定の次は4月15日というわけで、3月くらいからそろそろ勉強させないと。。。

と思ってはいたのですが、なにせ息子は算数障害が根底にあるので、理解するにも何にも時間がかかる!

私がとっても憂鬱でなかなか手を付ける気になれず、ついに4月になってしまいました。

4月1日から「絶対やばい」「間に合わない!」と猛勉強を始めました。

(追い詰められないとやらない親子です。。。)

計算問題中心の1次試験に対して、2次試験では、全問文章題なのです。

60分で大きい設問が9つ、それぞれに小設問が2~3問ずつあり、合計20問です。

だから、スピードもある程度は必要なんです。

それから、どの問題が簡単で、どの問題が時間がかかるか、といった判断力も必要になってきます。

2018年度第1回では、

1⃣ 数

2⃣ 割合

3⃣ 空間図形

4⃣ 比

5⃣ 平面図形

6⃣ 仮平均

7⃣ 方程式

8⃣ 平面図形

9⃣ 数

でした。

一つ一つの設問が難しいというよりも、どちらかというと、国語力が試される試験だと思います。

 

2次試験までの2週間でやったこと!

4月1日から始めた2次試験対策。

試験までの時間は2週間とやれることは限られています。

使用したのは1次と同様にこちらの2冊+教科書。

 

 

 

 

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≪2次試験合格までにやった全てのこと≫

① 「数学検定ステップアップ問題集」を使って、例題→「A」問題を解く。

この問題集の良い所は、各項目ごとにポイントがまとめられているので、復習をしながら進められることと、解説がとても丁寧に書かれているので独学にも向いていること、当たり前ですが、レイアウトが見易いことも重要ポイントです。

② 「数学検定ステップアップ問題集」の例題と「A」問題を解いてみて、「解けた」または「解説を読んで理解できた」ならOK。

理解できなかった分野があった場合には、学校の教科書に戻って、該当項目の教科書の例題と問をやる。

③ ②まで終えたら、「数学検定ステップアップ問題集」の「B」問題も全部解く。

④ 「B]問題でも、正答率が低かった分野は、教科書の例題と問をやる。

大体1週間でここまで終わらせる!

⑤ 試験前の1週間を使って、「数学検定試験問題集」を本番と同じ60分で解く。

この時、本番と同じA4に拡大コピーして試験ぽくしてあげると良いでしょう。

毎日本番さながらの問題を解いていると、設問のくせや時間配分が分かってきます。

分からない問題はそのままにせず、しっかり解説を読み込みます。

時間はタイマーを手元に置いて、視覚化しました。

 

試験までにやったことはこれで全てですが、下記のことにも気を付けながら取り組むとよいと思います。

≪2次対策で気を付けたい重要ポイント4つ≫

1 文章題をきちんと理解するためには、図を書くことが必須です!

特に国語が弱いお子さん(息子も激弱です。)の場合、文章題の状況を理解しにくいので、まずは図を描きながら説明してあげて、その後お子さんが解くというやり方でも良いです。

そして類似問題を探して、今度はお子さんに図を書いて説明してもらってください。国語力の弱いお子さんの場合、図は、練習しないと描けません。

2 「試験問題集」を使う時には、スタートした後全部の設問を見渡し、難しそうな問題は後に回し、できる問題から解く習慣を

をつけてください。

3 ワーキングメモリに問題があって、公式などをすぐ忘れてしまうお子さんの場合には、公式や重要ポイントを「情報カード」や「単語帳」に書いてあげて、問題を解く時間以外にも覚える時間を作って、何度も目に触れるようにしてください。

4 2次試験では途中式を書く場合もありますので、答えを出すまでの経過も、しっかり書けるように何度も練習してください。

計算ミスが多いお子さんの場合には、途中の計算をとても難しい方法で解いている場合もあります。その場合には、計算の仕方自体も直す必要が出てきます。解いている途中経過を、しっかりみてあげてください。

当日の心構え

今まで書いてきたことは、前日までにしっかり準備し、当日は万全の心構えで試験に向かいたいですよね。

試験の持ち物は前日までに整え、当日は「ステップアップ問題集」など使い慣れた本を持って心を落ち着けましょう。

焦ると計算ミスも出やすくなるので、余裕を持って試験会場へ。

私の経験上ですが、あまり早く試験会場へ入っても緊張しますし、ぎりぎりでも焦るので、個人的には着席時間の15分前くらいが良いかなと思っています。

お子さんに試験前に最後に伝えることは

「決して諦めない」ということ。

「難しそうだから書かない」、のではなく、できる問題を解いたら、難しそうな問題でも最後までしっかり取り組みましょう。

運が味方してくれるかもしれませんよ^^

 

以上で、算数障害でも数検5級チャレンジは終わりとなりますが、

私、理系女子として、数検を学習を通じて「数学が楽しい」と思ってくれるお子さんが1人でも増えればいいなって思っています!!

数の概念の習得にさえ、何年もかかった息子ですが、具体物→抽象化の手順を踏みながらも数学を楽しいと思うようになってきました。

分からないからできない、という子にも、分かる方法は必ずあるのですから、その子その子に合わせたペースでコツコツ積み重ねれば、いつかきっと「できた!」が増えてきます。

諦めずに頑張りましょう!

 

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