学習障害児(LD)に塾は有効か?

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こんにちは、自閉っ子の母みーゆです。

新学期が始まって2か月が過ぎ、皆さんのお子さんの通う学校の様子はいかがですか?

我が息子のクラスは、中学2年になり担任の先生が変わったのと同時に荒れ放題!

小学校の時は不登校気味だった息子も、中学では通えていたのに、このままだといつまでもつか、不安なところです。

最近は、学校生活においてまともな先生に当たる率の方が低いくらいで、どうして先生なのに人としてまともな方が少ないんだろーかと、考えてみることしばしば。

問題児に、バカとかアホとか。。。

そんな言葉を投げかけても、解決はしませんよね。

担任の先生の重要さを身に染みて感じる今日この頃です。

もちろん、我が子が支援が必要な子なのに、「自分の子は普通だー!私も同じだったから大丈夫。」とスルーする保護者にも問題はたくさんありますが。

念のため…たまには、いますよ、良い先生も♪

たまには。。。

 

さて、長い前置きはともかく、今日は

学習障害児は塾に通うべきかどうか?

ということについて、書いていきたいと思います。

まず初めに、子供が勉強ができない時に取る手段としては、

① 通級指導教室や支援級などで、苦手科目だけみてもらう。

② 個別指導塾へ通う。

③ 親が教える。

のいずれかになりますが、それぞれについて具体的にみていきたいと思います。

通級指導教室や支援級などでみてもらう、ということについて考えてみる!

皆さんのお子さんの通う学校には、通級指導教室はありますか?

我が家は、転居先の地方の地区に「通級」というもの自体がなくてびっくりしたのですが、

首都圏ではありますよね。

要は、支援級に通うほどではないけれど、通常級ではなく取り出して学んでほしいこと、教えてほしいことがある時に使われます。

グレーゾーンの子供達が多い今、おそらく希望者が多すぎて溢れている状態かと思うのですが、

その定員の関係などで、回数は月に1~4回ほどだと思います。

基本的にマンツーマン指導であることがほとんどですし、通級の先生は、あくまでも私の所感ですが、素晴らしい先生に当たる確率が高いので、通級の許可がおりるようであれば、ぜひお勧めしたい指導です。

(もちろん、人と人とのことですので、相性もありますが。)

でも正直、月に1回だと勉強をみていただくのは厳しいと思います。

月に4回なら、「宿題を家でこなせる」子であれば、苦手な1科目をみていただくことで対応可能だと思うのです。

ただし、あれもこれもと手を広げすぎると効果は逆に出にくくなってしまうので、お子さんと話し合って「この科目をみてほしい」と希望を絞りましょう。

支援級での対応ですが、これもまた学校によってずいぶん様々ですので一概には言えないのですが、

1人の先生が3~4人以上を担当されて、プリントをやらせている状態の場合は、私は正直お勧めできません。

なぜかと言いますと、勉強が苦手な子は、どうしてできないのか?という理由がその子その子によって全く異なり、問題を解いている最中にしっかり子供を観察することでその原因が分かることが多いからです。

4人以上の生徒さんを見ながら、1人1人を観察することは無理だと思います。

個別指導の理想は、2人までですね。

それと、支援級の担当教諭だから必ずしも適切な指導ができるとは限らないということは、頭に置いておいてください。

支援級での話に限りませんが、塾でもお子さんの様子を見て、改善がなさそうでしたら、その指導は合っていないということになります。

以上を踏まえると、通級や支援級など費用がかからずに合った指導が得られるならば、ぜひ利用した方が良いと思いますが、困っているお子さんが溢れかえっているような状態では、先生方も手一杯となり、なかなか思うような指導が得られない可能性が高いと言えます。

個別指導塾でみてもらう、ということについて考えてみる!

では、次に個別指導塾でみてもらう、ということについて考えてみましょう。

ここで、一番初めにお伝えしたいのは「個別指導塾は質が命!」ということです!

「授業時間が長いからお得」、とか「費用が少し安いから」とか、「家から近いから」とか。。。

そんな理由で決めてしまうと、結果的には時間もお金も無駄になって、

お子さんの勉強も何も身につかない、ということになっていまいます。

絶対にやめた方が良い個別指導塾の特徴は?下記をチェックしてみてくださいね。

●学生アルバイトさんメイン。

●毎回違う先生が担当する。

●お月謝制ではなく、チケットをまとめて購入する方式などでなかなかやめられないシステムになっている。

●塾のオリジナル教材を買わなければならない。

えーと、実は私も、学生アルバイト経験者ですが、個別指導塾って時間外労働も多くてとっても安いお給料で働かされているので、まずは労働意欲が低いんですよね。

それに、教え方の研修なども一切ないですから、学生アルバイトといえども個人差が激しいです。

そして、息子を大手個別指導塾へお願いした経験もあるのですが、

3か月でやめさせました。。。

「やっている気になっているだけ」で何一つ、理解はできていませんでした。

発達障害や学習障害について、多少でも知識がある先生に当たれば、おそらく授業の工夫はしてくださるとは思うのですが、学習障害児を普通の個別指導塾に通わせても、ほとんど効果は得られないと思います。

塾のオリジナル教材についてですが、ほとんどと言っていいほど全ての教材に関して、学習障害児に配慮された作りにはなっていません。

レイアウトの見易さはとっても大切。

テキストの厚さや取扱いのし易さも、学習障害児にはすごく大切なことなのです。

最近急激に増えてきた、発達障害児用の個別指導塾の中には、良さそうなところも見られますが、金額がびっくりするほど高いですよね。

塾によって内容も異なってくるので、お子さんにとって何が必要で必要でないのか、をよく考えてご利用になるのがいいのかなぁと、思います。

ちなみに、地方在住の我が家周辺には、そんな素晴らしいものはありませんので、次にご紹介する「親が教える」を行っていますよ。

それから、家庭教師についてですが、自宅で教えていただく場合には気持ちの切り替えも難しいので、やはり避けた方がいいと思います。

どうしても、の場合には、学歴云々よりも、発達障害や学習障害に理解があるのかを重視して、先生を選んでみてください。

 

親が教える、ということについて考えてみる!

これには、まず保護者の方が小中学生レベルの勉強を理解しているということが大前提ですが、皆さんは大丈夫ですよね(笑)?

私としては、一番お勧めしたい方法なのですが、これには一つだけ欠点があります。

何だと思いますか?

親子関係に響くかもしれない、、、ということです。

距離感が近すぎてしまってイライラしたり、勉強でのイライラがそのまま日常生活に持ち越されてしまったり。

そんな可能性はあります。

私も、正直、お金払って塾で対応してくれるなら、よっぽどその方がいい!と思ったことは、10回や20回じゃありません!

でも、結局、首都圏に住んでいた時も地方に引っ越してからも、塾では望むような指導は得られなかった!

だから、家で教えることになりました。

子供の特性を一番よく理解している故に、その指導方法さえ分かればとっても効率的に教えることができるのです。

ただし、お母さまにはちょっぴりストレス多めになることはご覚悟を^^;

家計にも優しく、お子さんも成長できる!

そんな指導をしてみませんか?

指導法については、またこのブログでもご紹介していきますね♪

まとめ

塾や家庭教師で、お子さんの特性をとても理解してくださって、合ったご指導をしていただけるならそれに越したことはありませんが、

そうでない場合には、なんだかイマイチな塾にお願いするよりも、ご家庭でお子さんの特性に合った指導方法で教えていった方が効果的です。

全ての塾や家庭教師が役に立たないというわけではありませんが、発達障害や学習障害についての知識がないとお子さんを伸ばすことは難しいでしょう。

なぜなら、問題を解く以前に、きちんと見えていないことが原因かもしれませんし、周囲の音がお子さんの理解を妨げているのかもしれませんし、そもそも数というものが理解できていないのかもしれないので、何が原因で学習が進まないのかを、しっかり観察して理解する必要があるからなのです。

3つのパターンに分けて、考えてまいりましたが、やはり、学習障害児でもそうでなくても、学習の基本は家庭学習。

私からは、「親が教える」をお勧めしたいと思います。

 

子育ての大変さは、一生続くわけではないと心に唱えて(ここが大切です^^)、

一緒にお子さんの成長を願って頑張っていきましょう。

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