発達障害児の自己肯定感を育てる環境を選ぶ大切なポイント徹底解説

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こんにちは。

自閉っ子の母、みーゆです。

今日のお題は「自己肯定感」。

皆さんの自己肯定感は高い方でしょうか?それとも。。。

 

 

私は、どちらかというと低いほうです。

たぶん、厳しい環境に身を置いてきたためだとは思うのですが、今は割と自分の立ち位置を客観的に捉えていると思うので、少し低いくらいで適切な程度だと思っています。

 

発達障害児の場合は、一部の神童に近い高知能アスペルガー以外は、ほぼほぼ自己肯定感は低いのではないかと思います。

なぜって?

小さな時から他人よりできないことが多いですし、お断りされることも多いですし、白い目で見られることも多いからです!

ただし!

例外もあります。

自分を客観視することが苦手で、人と自分との距離感が適切に捉えられない子の場合、自己肯定感がやたら高いこともあります。

いわゆる、「おれさま」キャラですよね。(笑)

常に上から目線になりがちなので、これはこれで、大人になっても他人から受け入れられにくいなど問題は多いのですが、自分自身が分からないハッピーなタイプでもあると、私は思っています^^

それに対して自己肯定感が低すぎる子は、大きくなるにつれて自傷行為や自殺などにもつながりかねないので、より深刻なタイプです。

小さなうちから適切な対処をしていくべきなのですが…

どんな環境が適切なのか?

そして

何をすればいいのか?

が問題ですよね。

 

今回はその2つの中でも、環境について考えてみましょう。

発達障害児の置かれている現状

自己肯定感を育てること自体とっても難しいので、環境選びもとっても難しい問題です。

かくいう私も、息子のために色々な環境を探し歩きました。

そもそも、発達障害児への対応は市町村によって天と地ほどの違いがあるので本当に驚かされます。

おおよその傾向では、都心部では、よほど学校で問題行動が多い場合以外は学校からお子さんについて何かを指摘したり勧めたりすることは少ないようです。

その理由は、子供の数が多いので発達障害傾向のある子全員に対応しきれない、他の保護者からのクレームがない限りスルーした方が楽だ、といったもののようです。

あまりの反応の薄さに、こちらから「ちょっと待ってくださいよ」と言いたくなるほどです。

それだけ先生方も、お仕事がたくさんでパンク状態なのでしょうね。

都心部で、認識しているのに敢えてスルーという形を取っているのに対して、

田舎では、典型的な発達障害児と思われる子でも、なぜか完全に見過ごされて通学しているケースが多いです。

あまりに学校や他の子に迷惑がかかっていても、です。

そのため、早期の療育で改善されるようなADHDの行動でも、中学生になっても改善されていない子を多数みかけます。

基本的に、親からの困り感を行政に訴えて保護者から行動しない限り、療育や支援とは巡り合えないケースがほとんどのようです。

田舎だから大らか?という考えもあるかと思いますが、かつて通学していた小学校の教頭先生にその理由を尋ねたところ、子供の問題点を伝えた場合に親からの反撃があまりに強いのでこの地区では言えないんですよ、とのことでした。

そういえば、とても症状が強く表れている発達障害の子ほど野放し状態で、軽度と思われる子は通院や療育に通っているなあ、といった印象。

地区が狭いからこその困難なのでしょうか。

一方で、とある田舎の地区では、少し標準からはみ出る子はぜーんぶ支援級行き、といったこれまた特殊すぎる地区もありました。

その地区の校長先生いわく、「うちの地区は、手厚い地区だ」とのことでした。

他害行為がある子や落ち着きがない子だけでなく、マイペース過ぎる子も最終的に全員支援級なので、通常級の子の1/3ほどが支援級在籍という不思議な地区。

何でもかんでも排除して支援級任せとは、「手厚い」の意味を勘違いしてそうですね。

ちなみに、その地区の支援級はもちろんパンクしていて先生1人に生徒10数人が壁に向かって勉強しているので、全く手厚くはなかったと思います。

田舎では、放しか排除かの両極端すぎることが多い傾向、という感じでしょうか。

 

ではこの、行政によって違いすぎる発達障害児の置かれる環境の中でどんなところが適切なのか?

ということですが、それは本当お子さんの様子を慎重に見ていく必要があります。

 

発達障害児の環境を決める重要ポイント2つ

私が1つの目安にしているのは、

「私なんて。。。」という発言を子供がし始めたら黄色信号ということ。

その発言、自己肯定感が下がっている証拠ですよね。

大人なら、考え方を前向きに~♪なんて言うこともできますが、

子供にそんな難しいことは当然に無理!

だったら、置かれている環境を改善できるように交渉するか、それが無理なら環境を変えるしかない。

皆さんが悩むのは、普通級か支援級かの選択、支援級か特別支援学校かの選択、ですよね。

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その選択の中に「絶対こうでなければならない」という決まりはない思うんです。

要は、

① 子供にとってどこが心地よく過ごせるのか

そして、

② 親にとって、子供に将来どうであってほしいのか

です。

お子さんの性格によっても、大きく変わってくるかと思いますが、

「全体の中で自分はできる」というポジションでいた方が、伸びるお子さんの場合は、敢えて普通級でない方が将来的に伸びる可能性があります。

周りのレベルに合わせて自分も頑張ったり力を抜いたりするお子さんの場合には、自分よりも少しできる子達の中にいた方が伸びるでしょう。

マイペースでコツコツ型のお子さんの場合には、自分のペースでできる支援級の方がじっくりできて良いかもしれません。

お子さんの特性や性格によって、選択肢は無限にあると思うので、一概に言うこともできないのですが、

私のお勧めは、

普通級+通級

が、困り感にも対応でき、将来的にも潰しがきくのでお勧めです。

「将来的に潰しがきく」というのは、そうでないと将来的に困るという意味ではなく、一旦支援級に入級すると途中で普通級に戻れない地区も多数あるのが現状ですので、中学⇒高校と進学させたい、とお考えの場合には進路変更がきかない場合が出てくるからです。

ここにも絶対はありませんので、小学校で支援級に在籍ししっかりスキルを磨き、中学校高校と進まれる方もいらっしゃると思うんです。

あくまでも、学校や教育委員会に言われるがままではなく、お子さん第一で決めてください!

 

ちなみに我が家の場合には、

小学校1年普通級+3学期から通級

⇒2年普通級+通級

⇒転校後3年1学期普通級

⇒3年2学期支援級、不登校になる

⇒自己肯定感が限界まで下がり学校と揉めたのち、3学期から普通級に戻る。担任からの嫌がらせにより不登校。

⇒転校後4年から6年まで普通級。

⇒6年1学期。完璧主義の担任と合わず不登校。

⇒6年2学期。転校後、いじめにより不登校。

⇒中学1年普通級。

⇒中学1年2学期から普通級+通級 現在普通に登校しています。

 

担任の先生により対応もだいぶ違うため、先生と子供達、地区との相性もとても子供に影響します。

私は、学習障害なのに「将来は学者になりたい」という大それた夢を持っている息子のために、普通高校⇒四年制大学への進学を見据えてこのような進路を選んできています。(笑)

その中で、学校や教育委員会との交渉術だったり、学校へ過度の期待と要望をしない、という基本スタンスを築いてきました。

そうすると、案外うまくいくものです。

勉強はとっても大変ですが自宅で全部みています。

その代わり、学校内でのトラブルは、具体的な要望を添えて対応をお願いしています。

アバウトすぎる要望はNGです。

たぶん、対応してもらえません。

学校に「何とかして」という丸投げもNGです。

とても面倒くさがられます^^;

あくまでもお願いは丁重に、そして具体的にをモットーに、お子さんのよりよい環境作りのために頑張ってみてくださいね。

 

今の環境が改善される可能性があるかないかを見極める3つのポイント

そして、選ぶ環境にあまり多くのことを求めすぎることはいけませんが、環境が居心地良いとは言えない時に、そのままその環境に居続けるか、それとも環境を思い切って変えてしますか、も悩むところだと思います。

それを見極める3つのポイントをお伝えしますね。

改善される可能性のある環境とは、こちらが挙げた具体的な要望を、

① まずは聞いてくれること、

② 可能かどうかの検討をしてくれること、

③ できる限りそれに近い対応をしてくれる行動力があるか、もしくは代替案を提案してくれるだけの能力があること、

せめてこの3つは必要だと思います。

この3つがあれば、初めは多少居心地の悪い環境でも、改善される可能性は十分あります。

改善されるには、保護者の方の熱意と具体的な提案と話し合う姿勢が必要となりますが、お子さんのために頑張る価値はあるでしょう。

逆に、

話も聞いてくれない、対決姿勢や警戒感がある、となると、その環境はきっと変えようとしてくれませんので、他の環境を探した方が良いでしょう。

「そんなに簡単に住む環境を変えられない!」と仰る方もいるかと思いますが、特別な事情がある場合には、教育委員会への申請で越境できることが多いですので、

どうしても今の環境は。。。

という場合には、思い切って教育委員会へ出向いて相談してみましょう。

自閉っ子を育てていてつくづく思いますが、我が子をまっすぐ育てていくには行動あるのみです。

悩んでいても事態は変わりませんので、より良い方向に物事が動くことを願って、行動していきましょう!

 

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