学習障害LDに気付く3つのタイミング

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我が子の学習障害を疑う時

こんにちは、自閉っ子の母みーゆです。

今まで学習障害児(LD)の勉強法について、私が経験から実践してきたことを幾つかご紹介してまいりましたが、

今日は「自分の子が学習障害かもしれない」と悩んでいる皆さんのために、どんな症状でどんな時に気付いたのかをお伝えしたいと思います。

ちなみに、よく「明らかに発達障害と思われる行動をお子さんがしているのに、うちの子はそんなはずはない!」と否定したい気持ちで我が家の息子の話を聞きたがるお母さん方がいらっしゃいましたが、

お子さんのためにもきちんと客観的な目でお子さんの症状をみて、早急に対処してあげる方がお子さんにとっては幸せですので、今日の記事を読んでうちの子もそうかもしれない。。。と思われた場合には、しかるべき場所にご相談された方が良いと思います。

相談場所については、また触れたいと思いますが、「今通っていらっしゃる学校の先生に相談する」ということは、候補から外してくださいね。

学校の先生は、経験から対応法を学んでいる方は本当に1割にも満たないですし、積極的に動いてくださる方もほとんどいなく全くアテになりませんから。

毒舌ですみませんが、学校に期待してご相談された皆さんはむしろ怒りが倍増して相談にいらっしゃるので、先にお伝えしておきました。

 

初めに気付くタイミング

我が子が学習障害かもしれない、と初めに気付くタイミングですが、これは自閉症かもしれない、ということと被るのですが、2歳~小学校入学までの発語が遅いということです。

よく、「3歳までに何ができるか?」で定型発達かどうかが決まる、と言われますが、この言葉に私自身、何回も絶望しつつも今を思うとやはりそうだと思います。

我が家の場合、1語2語の発語は通常通りの時期にありましたが、3語にはなかなかならず、3語になっても発語がはっきりせずに小学校入学時にも半分喃語のようなむにゃむにゃした言葉をしゃべっていました。

ただし、口数はめちゃくちゃ多くて、よくある自閉症のイメージの喋らない子ではありませんでした。

むしろ、ずっと喋っていました。(多動からくる多弁でしょうか。)

(1年生の何でもないある日を境に、急にはっきりとした発音の言葉になり、今まで通りお喋りし続けていたのですが。)

というわけで、学習障害かもしれない、と思った最初のタイミングは、発語が遅いということでした。

 

学習障害かもしれない、とほぼ確信した2回目のタイミング

幼児期から、なんとなく違和感を感じていた息子への学習障害疑惑が、私の中でほぼ確信に近づいたのは、小学校入学直後です。

まずは、国語の音読

1語1語を切って読む音読の仕方を聞いた時です。そして、どこを読んでいたかが分からなくなるのです

昔から、クラスには1~3人くらいそういう子がいましたが、まさか自分の子がそうだとは。。。

とショックを受け、必死でなんとかさせようとした記憶があります^^;

息子の場合は、さらに悪いことに演技派だったようで、教科書を全く読めていないくせに、「・・・・・た。」などと教科書をきちんと構え、読んでいるふりをするので読めているのかいないのかが分かりにくく、厄介でした!(笑)

 

次に、国語の書字についてです。

完全に一筆書きでひらがなも漢字も書いていました。

鏡文字も書いてましたね。

書き順を直そうとすると、ひっくり返って怒るので、学校から帰ってからの宿題の時間は我が家は戦争状態でした。。。

そこでやってみたのが、先日ブログに書いた勉強法でした。

宜しければこちらも、読んでみてください。

「小学1年生。勉強に取り組めない子におすすめの勉強法」です。

 

さらに、カタカナと小さな「つ」や「や・ゆ・よ」が覚えられないといった特徴がありました。

今から思うと、完全なるディスレクシアと視覚の十分な発達がなかったためだと分かるのですが、

その頃は、文字って自然に書けるようになるものだと思っていたので、

「なんでなんだー!」

という気持ちの方が強かったですね。

子供の分からない辛さを分かってあげられなくて申し訳なかったなって思います。

子も勉強ですが、親も勉強ですね~。

 

もう一つ、その頃学習障害かも?と思ったことが、算数において数の概念が理解できないことでした。

これには本当に長い間悩まされ、地道な努力で積み上げて現在の息子があります。

親も子もイライラ絶頂で、厳しいものがありました。。。が、今となっては諦めなくて良かったと思っているので、もし我が子がこのタイプかも?と思われた場合には、こちらの記事も参考にしてください。

数の概念が入らない算数に困難のある学習障害児の勉強法1

上記記事では、まだ数の概念と数字を結びつけるところまでしか書けていないのですが、またそれ以降のお話は時間がある時に書き足していきたいと思います。

ご質問などがあれば、個別にはお答えしますので、コメントフォームを閉じている関係上、お問合せフォームからご質問内容・メールアドレスをお送りくださいね。

数の概念が分からないと、足し算引き算はもちろん、その先も難しいです。

時間がかかっても、しっかり教えてあげられるとその先の道も開けますよ。

2回目に、学習障害かも?とほぼ確信した理由を3つあげてきましたが、息子の場合はディスレクシア&ディスグラフィア(読み書き障害)と算数障害と両方あったためこれらの症状が出ていました。

1つだけの方もいるかもしれませんし、同じような3つの症状が全て出ている方もいるかもしれません。

個人個人により、症状も違ってくるので、しっかりお子さんを観察してみてください。

絶対学習障害だ!と確信した瞬間

小学生までのお話をしたところで、学習障害ほぼ確定~!なのですが、

さらに追い打ちをかけたのが、中学入学後の英語です。

英語の、「1つの文字に対してたくさんの音がある」、という特徴が、息子の学習障害の困難さを浮き彫りにしました。

●アルファベットが覚えられない。

●単語が覚えられない。

●読めない。

●意味も分からない。

文字と読みと意味が結びつかないので、全部まとめて問題山積みです!!

中学生での学習障害児の困り感については、こちらでも書いていますのでぜひお読みくださいね。

■LD的側面から見る中学生での壁

ですが、こちらも半年をかけて改善しつつありますので、下記をご参考にしてみてください。

■英語嫌いから英語好きになろう!

■オンライン英会話で英語力UP!

■学習障害児こそ、英検5級チャレンジを!

中学2年の息子、ただいま実践中ですので、また英語については経過報告したいと思います。

学習障害に診断は必要か?

発達障害と同様にまた、診断の話ですが、どうしても診断が必要な状況でなければ、保護者の方が

「お子さんがどんなことで困っているのか?」

を理解していれば特に必要がないと思います。

我が家では通院を一応続けてはいますが、病院ですることはお話だけで、特に困ったことへの解決策があるわけでもなく、子供自身が「なんか意味あるのかなー?」と言っていますが、

いざという時にすぐに診察を受けられる状態にしておくことと、診断が取れるようにしておくこと、という「保険」のために通院しています。

学習障害の診断をしてくれる病院は近隣にはないため、我が家では診断を取っていませんが、症状がフルコースですので、私が対処法を勉強をしたり、子供に合わせて自分自身が行ってきた勉強法を工夫して試行錯誤を繰り返し、対処しています。

対処法を勉強するにあたって、とくにセミナーや講演会などには参加していません。

特に交流を欲しているわけでもないので、保護者の会のようなものにも参加していません。

近年、発達障害という言葉が流行りのようになってしまい、個別指導塾やアフタースクール(有料学童)などで、とてもお金のかかるものが増えています。

でも、お金をかけなくても本やインターネットで学べることはたくさんありますし、学者の先生方や精神科医の先生方よりも、実際に育てていらっしゃるお母さま方のブログを読んだ方がより具体的でより現実に即したものだったりもします。

このブログでの情報も含め、自分にとって必要な情報かどうかの「情報の取捨選択」を正しくすることはもちろん必要ですが、それさえできれば、身近な道具で療育はできますし、学習も最低限の教材でできます。

マスコミの情報戦略に踊らされることなく冷静に、そして、本当にお子さんのためになることだけを考えて行動していきましょう。

一番大切なこと

学習障害のお子さんを育てていく上で1番大切なことは、

「お子さんがどんなことに困っているのか?」

を理解し、それに対応してあげることです。

そのためには、「うちの子は学習障害なんかじゃない!」などと現実から目を背けず、できない部分のあるお子さんもお母さんお父さんの中に、まずは受け入れてあげてくださいね。

学習障害=知能が低いというわけではありません。

知能が高いのに、それをうまく表現する手段を持たないお子さんもたくさんいるのです。

それから、「できることに着目してできることを伸ばしていってあげましょう」という考え方、それもとても良いことだと思いますし、できることに天才的な能力を発揮するならさらに素晴らしいことだと思います。

でも、とあるコトに天才的な能力を持っている子は本当に極わずかで、ほとんどの子は生きづらさのみを抱えています。

育てている母親という立場からすると、できることを伸ばしてあげたい気持ちはあるものの、「何ができるのかが分からない」「できないことをせめて普通くらいにしてあげたい」という気持ちの方が強くなります。

それに、普通の進学を考えている場合、できないことが1科目あるだけで足を引っ張るのが現実です。

そんな現実的なことも考えて、このブログは、子供が劣等感を持たずに生きていける程度の能力を全体的に備えていけることを目標にし、記事を書いていきたいと思っています。

発達障害児、学習障害児へのアプローチは、諦めずに何度でも、が大切です。

一緒に頑張っていきましょう。

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