学習障害児こそ、英検5級チャレンジを!

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こんにちは、自閉っ子で学習障害児の母みーゆです。

中学生になると本格的に始まる英語の勉強。。。一体どこから手を付けて良いやら?

とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

先日、オンライン英会話の活用方法については下記記事でお伝えしましたが、

⇒オンライン英会話で英語力UP!

それと並行して、もちろん学校の勉強もやっていかなければなりませんよね?

今の中学校の英語の授業は、リスニングやスピーキングを強化する方向へと動いているので、

実は昔の英語よりも理解しにい授業となっている気がします。

我が家でも、毎日のように、教科書の本文丸々1ページを暗記してくるという宿題が、1年間続きました。

確かに口に出すことは良いことだとは思いますが、段階を踏まず、英語の仕組みも単語も発音も分からないうちから、ただただ暗記することが効果的だとはとても思えません。

むしろ、その単なる作業となってしまっている教科書の暗記に多大な時間を費やすことは、とっても無駄な時間に思えてならないのです。

ちなみに、私自身は大学受験の英語まで指導できるレベルの英語力はありますが、特に英語教師でも何でもありません。

ただ、「効率的な学習方法で勉強することは、勉強が苦手な子には絶対!」だと思っています。

なぜなら、勉強が苦手な子が、長い時間苦手なことに取り組むなんてとっても苦痛でしょう?!

息子は学習障害(LD)ですので、極力効率的な勉強をさせるように心掛けています。

話は戻りますが、

では、一体、学校の教科書で習う内容を効率的に学ぶには何をしたら良いのか?

ですが、私は英検5級の勉強をお勧めします。

 英検5級の勉強は、学習障害児になぜお勧めなのか?

話は息子が中学入学直後に戻りますが、息子については数の概念が入りにくいタイプの学習障害ということは以前から認識しており、その他にも、音読や書字に問題のあるディスレクシアの側面もありました。

ただ、それが英語学習にこんなに影響がでるのか!というところまでは認識していなかったので、驚きを通り越して驚愕しました!!

そして、英語を見ることすら苦痛だった息子に最初に取り組ませたことはフォニックスの学習でした。

それについてはこちらです。

フォニックスはディスレクシアの子供にはとても効果的なもの、英語に向き合うことができるようになり、さらに初めて見る英語も大体読むことができるようになりました。

 

そして、今回はその次の段階として英検5級チャレンジをお勧めしたいと思います。

(フォニックスはお金と時間のかかる学びですので、絶対必須とまでは言いません。ただし、英語を見るだけで嫌な子には効果があるので、英検の学習をする前に、英語嫌いではない状態でないと取り組むことは難しいと思います。)

なぜ英検5級の勉強がお勧めかと言いますと、英検5級の内容は中学1年で学ぶ内容となっていて、さらに重要ポイントがギュッと詰まっているので、短期間で中学1年で学ぶべき内容をしっかり身に付けることができるのです。

我が家の場合は、

所要期間:1か月半

1日あたりの勉強時間:30~45分(週に4~5日)

と本当に短期集中型で+65点で合格できました。

えーと、本当に英語苦手な子です。

逆に、短期間でできる学習だからこそ、全体像が見易く、さらに忘れる前に再度復習できるので身に付けることができるんですね。

色々良いとこ取りな英検の勉強ですが、5級なんていらないよ!っていう方もいらっしゃるかもしれません。

確かに資格としては書いても将来的に役には立たないかもしれません。

でも、合格すればモチベーションアップにつながりますし、中1英語の勉強をしながら英検も取れちゃうと思えば、結構良いものですよ。

まずはチャレンジです!

英検5級の具体的な勉強法

では、どうやって学習するのか?

具体的にお伝えしていきますね。

使用したテキストは下記の3冊です。

テキスト①

英検5級総合対策教本改訂版 (旺文社英検書) [ 旺文社 ]
価格:1188円(税込、送料無料) (2018/4/11時点)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

 

テキスト②

1日1枚!英検5級問題プリント [ 入江泉 ]
価格:1080円(税込、送料無料) (2018/4/11時点)

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テキスト③

一問一答英検5級完全攻略問題集(2016)
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≪勉強方法≫

★その1★ 

テキスト①を1日1単元ずつやる。

この時は、なるべく書かずに一緒にテキストを見ながらさら~っと口答で。

いきなり書いたりすると、そのこと自体が負担になって先に進めませんから♪

必要な時だけ書く作業を。(ノートにきれいに書く必要はありません。計算用紙などを使って。)

問題文を音読(合っているかチェックしてくださいね)

→回答

→正解をいれた状態で音読

→他の選択肢をみる

という流れでやると、スムーズです。

CDもついているので、リスニングは何度聴きなおしても良いのでやっていきましょう。

テキスト①を使う目的は、絵が多く、最低限の情報だけが載っているので気軽に取り組めること。

試験範囲全体を、素早く見渡せるようになることです。

内容としては、若干薄いので、これだけでは足りないと私は思いました。

とっかかりとしては、最高の1冊です。

後半にスピーキングテスト対策なども出ていますが、まずは前半の筆記に出るところだけやれば十分でしょう。

 

★その2★

テキスト①が終わり次第、テキスト③に取りかかります。

このテキストは、必要な内容は全部詰まっているので、これをやれば合格できると思います。

ただ、文字が若干詰まっているレイアウトですので、A5→A4に拡大コピーして使用しました。

小さな字でたくさん英語が並んでいると、それだけでも難しく感じるものです。

ここは面倒でも、カラーコピーで拡大コピーしてあげましょう。

テキスト③になると、覚えなければいけない言い回しなども出てきます。

できなかったところや、覚えなければいけない英熟語などは、大きくマジックなどで書いて冷蔵庫や壁に貼ってあげると、復習し易いです。

単語帳を使って覚える時は、ご面倒でもお母さんお父さんが書いてあげた方が、作業量が減ってやりやすいと思います。

本来ならば、「自分でやりなさい」と言いたいところですが、その作業を本人にやらせると膨大な時間がかかることを考えると、大切なのは覚えることですので、今はまだやってあげた方が効率的でしょう。

テキスト③では、大切なことは解説が赤文字になっているので見易いのですが、正解以外の選択肢の単語や熟語についても、覚えていくようにします。

ここでも、ノートにやる必要はありません。英検はマークシートですので、選択できればOKです。

サクサクと口答でやっていきましょう。

やり方はテキスト①と同じで、

問題文を音読(合っているかチェックしてくださいね)

→回答

→正解をいれた状態で音読

→他の選択肢をみる

で十分です。

ただ、テキスト③では最後の他の選択肢も重要ですので、そこもしっかり読み方・意味を確認していきます。

テキスト③の後ろの方にまとめのページがあるのですが、我が家ではそれを拡大コピーして壁に貼って使ったりもしていました。

★その3★

さて、いよいよ試験が近くなってきましたら、先ほどお伝えしましたように英検はマークシートですから、マークシート対策もしておいた方が安心だと思います。

慣れないことは苦手な子が多いので、塗る練習も必要です。

というのは、実は私の姉が高校入試でマークシートを初めて見て、正解のみを残し、不正解を全て塗りつぶしたという体験をしており、

普通では考えられない!と思いましたが、なるほどアルペルガー的な発想だとそういう発想もあるのか、と1つ勉強になりました。

ちなみに、私の姉は成績がオール5の頭脳明晰な人です。が、たぶんアルペルガーでしょう。。。

というわけで使用するのが、テキスト②です。

こちらは切り取り式の簡単なテストになっているのですが、マーク用紙もついているので練習には最適です。

テキスト③と並行して、1日1枚やっていっても、そんなに負担にはならない問題数です。

試験本番までに終わるようにやっていけばOKです。

 

以上が、英検5級合格への具体的な勉強方法です。

リスニングテストについては、なるべくテキスト付属のCDを毎日聴いて、慣らした方が良いです。

当日の筆記用具に良く消える消しゴムとHB程度の鉛筆が必要ですのでお忘れなく。

あんまり濃い鉛筆ですと、用紙が黒くなるので注意ですよ。

直前に復習できる単語や熟語、そして例文カードなどがあると、当日落ち着いて受験できると思うので、余力のあるお母さんお父さんはぜひ用意してあげてくださいね。

学習障害の子は、集中力も(好きなことに対して以外は)持続し辛く、忘れっぽいので、短時間かつ短期間学習がお勧めです。

ぜひチャレンジしてみてください。

それから、もし、学習法についてのお問合せ、ご質問などがありましたら、お問合せフォームから受付ております。

私流の勉強法は、全ての方に合うわけではありませんが、学生時代の家庭教師や塾の講師体験と我が息子への指導から学んだ独自のやり方となっています。

学校の教え方では、全く成長が見込めない方には特におすすめしますので、諦めずに取り組んでみてください。

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